DIYシリーズとして前回の第1弾は、キャプテンシートの張替え作業をしました。
前回の模様はこちらからどうぞ。
今後のプランとしては、船全体の外観をメンテナンスしていきますが、今回は船外機カバーの塗り替えです。
塗装経験はほぼありません。
学生時代にバイクのタンクを塗った以来の初心者が挑戦します。
〈船外機カバーの現状〉
取り外した船外機カバーです。
あちこちキズが入り、塗装自体も劣化が進んで艶感ゼロの状態です。
これだけヤレていると、塗り替え後が期待できます。
〈塗装剥がし〉
まずは塗装とステッカーを剥がしていきます。
劣化したステッカーは完全に固着しています。
最初は少しずつカッターで削っていきました。
本体を傷つけないように刃を滑らせていくのですが、刃を進めるとすぐにステッカーが千切れます。
これはやってられない、、、
マキタのランダムオービットサンダーに320番のやすりを取り付け、ゴリゴリと剥がしました。
細かく入り組んだ箇所は手でヤスリ掛け。
基本的には足付け程度に古い塗料に傷をつける感じでしたが、エグレ傷の多い箇所は表面ならしの為、念入りに。
〈キズを埋める〉
SOFT99のパテを使ってキズを埋めていきます。
細かい傷が多く、パテ盛り箇所が多い。
〈下地塗り〉
パテを研ぎ出し、プラサフを吹き付けます。
プラサフを塗ると表面の状態がハッキリとわかります。
横着して機械に頼って塗装を剥がした際、強引にやりすぎてカバーの角を削り過ぎているところが目立ったり、パテ埋めの見逃しがあったり。
〈塗料調色〉
今回使用するのは3色です。
ミルクティー、モカ、ホワイトですが、都合よく買ったそのままの色で、という訳にはいきません。
少しずつベース色に添加色を計りながらメモしてレシピを作成します。
〈更に添加剤をプラス〉
調色した塗料に硬化剤とシンナーを加えます。
硬化剤は4 : 1。シンナーは全体の10%としました。
〈塗装1色目〉
薄いミルクティーから塗装します。
初挑戦のスプレーガンです。
上手い塗装はダレる一歩手前で、とか聞きますが、これがなかなか難しい。
〈白入れ〉
マスキングしてミルクティーとモカを塗り分けた後、ホワイトでロゴとラインを入れます。
写真はカッティングシートを利用して抜けている場所に白を吹きます。
ただカッティングシートは屋外でも数年はもつ使用のもので、一回貼ると剥がすのに苦労します。
白入れ完了はこんな感じです。
〈クリアでトップコート〉
ミルクティーとモカは、埃やダレ除去でペーパーを当てています。
最後にクリアを吹いて艶々に。
塗装ブースではないので、どうしても埃が付きますが、細かいことはこの際良しとします。
パーツをくみ上げたエンジンカバー。
塗装前のボロボロの状態がこんなに綺麗に!
〈船に装着〉
塗装はなんとかうまくいきました。
外で観る色具合や船とのマッチングはどうか?
いよいよ実装です。
狙い通りのカワイイ感じに仕上がっています。
キャプテンシートとのマッチング。
一つずつですが、理想の外観に近づいてきています。
次回のDIYシリーズ第3弾は、最後の大仕事、船体の塗装です。
梅雨時期なので、まとまった晴れ間をうかがいます。
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