諏訪湖のヒシ除去作業に参加してきました。
この時期に諏訪湖畔を歩くと、湖面から顔を出している大量の葉があちこちに見られます。
あれがヒシです。
ヒシが大量に繁茂すると、湖岸域の貧酸素化や枯死による底質環境の悪化、景観の悪化などが起こるため、定期的に除去作業が行われています。
今回は、岡谷市主催のヒシ除去作業です。
岡谷の船着きに集合して開会式が行われ、作業内容や注意事項の案内ののち、班に分かれて船に乗り込みます。
一艇あたり4~5人が乗り込み、いざ離岸。
船でヒシエリアへ入っていきます。
湖面を埋め尽くす大量のヒシ。
作業者はグローブをはめて、ヒシに手を伸ばし巻き取るようにヒシを引き抜いて行きます。
ヒシ除去作業のポイントは、根こそぎ抜くことです。
根を残して途中で切れてしまうと、そこからまた生えてくるみたいです。
しかし、これがなかなか難しい。
適量の束を持って、ゆっくりと引き抜くのですが、うまくいくときもあれば、切れてしまうこともしばしば。
除去作業の模様を撮影する報道関係者も乗船していました。
手で引き抜いたヒシの塊。
これだけ抜いても、ごくごくほんの一部です。
一帯すべてをキレイにするには時間がかかりそう。
このくらいの量を目安に岸へ戻ります。
陸に引き上げ、パッカー車へ入れていきます。
今回はヒシ除去体験会ということで、2時間ほどの作業でした。
作業を終えた後の写真。
ちょっとわかりづらいですが、ヒシはまだ残っています。
諏訪湖を訪れた際、ヒシが浮いていなければ、このような作業があって綺麗になっているのだなと思っていただけば嬉しいです。