観光地巡りと言えば、旅先で手軽に利用できるレンタサイクル。
自転車を所有している自分としては、諏訪湖でレンタルすることってないんですが、
使い勝手だったり、どんな自転車があるのかも興味があります。
という訳で、実際に借りてスワイチライドへ行ってきました。
「諏訪湖」、「レンタサイクル」で検索してみると、多くの貸出し場所がヒットします。
そのなかから、今回は岡谷駅隣にある岡谷観光協会でレンタルしました。
レンタル車両はスポーツタイプだったり、電動アシスト付きや無しなどありましたが、
今回選んだのはこちら。
電動アシスト付きミニベロ「VELMO」
レンタルの手続きは、受付で注意事項書を確認して同意にチェックし、身分証明書を提示。
そして利用時間を選びます。
2時間:1,000円
4時間:2,000円
8時間:4,000円
今回は諏訪湖一周が目的なので2時間プランにしました。
返却場所は此処以外に、下諏訪や上諏訪での返却も出来るみたいです。
最後に、簡単な自転車の説明を受けます。
初めてのアシスト自転車ですが、操作は簡単。
シート下にあるメイン電源をONにしたのち、ハンドルバーのリモコンをONに。
プラス、マイナスで1~5までのアシストレベルを決めるだけです。
〈ハンドル回りの装備〉
まずは、ハンドル回りをみてみましょう。
ハンドルの左についているのがアシストレベルを調整するコントローラー。
右側にはスマホホルダーとギアチェンジのシフトが装備されています。
コントローラーには3つのボタンがあり、電源ON/OFFとアシストレベルの調整のプラス/マイナスボタン。
表示部は車速と走行距離、バッテリーの残量、そしてアシストレベルの数字があります。
〈電動アシストの威力は?〉
初めての電動アシストなので、どんな感じなのか?期待大です。
違いを知るためにアシストレベルをMAXの5に設定して漕ぎ出します。
ペダルを踏んだ瞬間にグイっと押し出される車体。
そのまま漕ぎ続けると、車速モニターはすぐに20㎞/hに達します。
フラットな道で頑張りすぎない漕ぎ具合のトップスピードは22~23km/hぐらい。
トップスピードだと、漕ぎ出し時のアシスト感はほとんど感じませんでしたが
試しにアシストをOFFにしてペダルの回転数を下げていくと、次第にペダルが重くなっていくのが分かります。
よって、ある程度スピードが出ていてもアシストされているようですが、これのメリットはやはり漕ぎ出しや低速時に効果があります。
諏訪湖周は基本的に平坦ですが、それでも、橋の手前はなだらか勾配があります。
そこで、一番の高低差がある諏訪側湖畔のスワン前で実験。
坂の途中で一旦停車後にまた漕ぎ出しました。
すると楽々で上ることができました。
諏訪側には、諏訪湖全体を眺められる有名な立石公園がありますが、そこは高台にあり
自転車で上がるには気軽にとまではいきません。
しかし、アシストがあれば楽に上がれることでしょう。
〈スタイリッシュな見た目の車体〉
電動アシストといえばバッテリーですよね。
自転車のフレームに後付けした感じで搭載されているモノをイメージしますが、
これには一見してバッテリーが見当たりません。
答えは、シートポスト内臓型でした。
確かに車体にそぐわぬポストの太さ。
メイン電源はシート下にあるボタンがそれです。
〈ギアとブレーキ〉
ギアはフロントシングルのリア7段。
トップスピードがもう少し欲しい。
タイヤが小径なので、フロントにもう一枚、もしくはリアにもう2枚くらいあったらな。
ブレーキは前後ともにディスクブレーキが搭載され制動力は必要十分。
載り慣れてない方はガツンと効くので、特にフロントのロックにご注意を。
以上、レンタサイクルの試乗レポートでした。
〈最後に〉
・諏訪湖周辺をサイクリングするのに、電動アシスト付きをレンタルするメリットは十分にあると感じました。
湖周はほぼフラットですが、少し離れた見晴らしのいい場所や、グルメ巡りなどする場合、坂に出くわす場面が多くあり、アシストがあれば楽に周ることができます。
・レンタサイクルと言えど、サドル高さ調整はしっかりと。
普段から自転車に乗っている方なら当たり前かもしれませんが、サドルの高さは漕ぎやすさや疲労に影響します。スポーツ車のように、ペダルに足をかけた状態でペダルを一番下まで降ろした際、膝がやや曲がるくらいに調整を。
諏訪湖一周は約16km。最初はアシストついてるし、大体で高さ調整していましたが、半周まで来たあたりで太ももに疲労が。その後、しっかりと高さ調整したら快適に走ることができました。
・アシストレベルは最初からMAXにしない
アシストをONにすると漕ぎ出しが軽くなります。どのレベルでどのくらいの漕ぎ出し力になるのかを、安全な場所で試してみてください。
MAX5だと、停止状態から最初一発目の漕ぎ出しで、大分前に車体が持って行かれます。
危険な状況としては、サイクリングロードが中断して車道に出る際、一旦停車してから漕ぎ出すような時に、予想以上に進んでしまい車と接触する恐れがあります。最初のうちは常にブレーキに指をかけ、いつでも止まれるようにしておくのもいいかもしれません。
それでは皆様、安全に良いスワイチライドを!