長野県の諏訪湖畔に建設予定の「LAKEHOOD / レイクフッド」。
諏訪湖に集う人々の体験と憩いの拠点を目指しています。
開業までに準備することは沢山あります。
それまでにイメージを膨らませ、モチベーションを高めること。
そこでウェアやグッズ関連を検討することにしました。
ロゴを入れるのに、まず思いついたのはシルク印刷。
友人にお願いしてジャケットに擦るためのシルク版が完成しました。
ナイロンに適したインクと擦り方を検索していたところ、どこを経由して辿り着いたのか、まちの工作室「fabスペース hana-re」の存在を発見します。
岡谷市内にあり、自転車で10分以内と好立地。
早速電話して予約をとりました。
工作室に到着。
今回は、初めて刺繍に挑戦してみます。
今までシルク印刷は何度かやったことがあったのですが、刺繍にも興味がありました。
でも、刺繍ってハードル高そうじゃないですか。
それが2時間の刺繍ミシンの講習を受けて、自分で出来るようになったら良いですよね。
まずは、受付で少しお話をしたのち、工作室を簡単に説明してくれます。
木工室や3Dプリンター、レーザー機など。
刺繍以外にもいろんなことに挑戦できそうでワクワクします。
刺繍ミシンの講習が始まります。
大まかに分けると、覚えることは2つ。
ミシンの操作と刺繍データを作成する専用アプリの操作です。
刺繍ミシンとは言え、ミシンに違いはありません。
糸をセットし、ミシン針に通す基本的なことは普通の縫製ミシンと同じ構成です。
大きく異なるのは糸数。
多くの色の糸がセットされています。
ざっくり説明すると、刺繍したい糸をミシン側で選択し、刺繍する布を専用ガイドにはめ込んで縫い台に置く。
あとはデータ通りにミシン機が自動で刺繍してくれる。
刺繍データは、イラストレーターの操作が出来れば専用のアプリを操作するのに役立ちます。
パスの操作、レイヤー機能、塗りつぶし機能(ここでは刺繍のパターン)などです。
私の場合は、事前にイラストレーターデータを用意していきました。
AIデータをSVGに変換して書き出し、専用アプリで開きます。
それをアプリ上でアプリ専用の拡張子で保存して、ミシンへデータを流します。
これだけで、刺繍が出来ちゃいます。
えっ、すごい簡単!
試しに刺繍してみます。
ミシン針が動き出し、前後左右に針を刺しながら文字を縫っていきます。
おぉ、すごい! これだけで感動です。
縫いあがった人生初の刺繍に感動していると、細かいことに気づきます。
細い字がつぶれいてる、とか、字のプロポーションがAだけおかしいなどなど。
ここから如何にデータをいじって、こだわりに近づけるか。
縫いのいろんなパターンを把握し、針がどの方向からどの順番でたたいていくのか。
これらを理解して、うまくいくであろうパターンになるようにデータを修正するのが刺繍のキモなんだと、理解しました。
その後、アドバイスを受けながら数パターンを試します。
その日一番が出来たところで、キャップに刺繍します。
刺繍の位置がちょっと高いけど、最初にしては良い感じに縫いあがりました。
これは面白い世界を知ってしまった。
既製品に直接刺繍するほか、ワッペンも作れるみたいです。
(その後、ワッペン刺繍にも挑戦しました。記事はこちらから。)
操作を忘れないうちに、また挑戦する予定です。