9月末の禁漁を迎えると、山から釣り人はいなくなり、
キノコ狩りシーズンが終わって山に雪が舞うようになると、人は更にまばらになります。
例年降雪量の少ない諏訪地域でも、雪の多かった今シーズンは、雪に閉ざされた冬山となりました。
寒い北風の中にも、時折ほんのりと春の匂いが混じる南風が吹き始めるようになります。
冬の間に多くの雪を湛えた山からは、ゆっくりと溶け出した雪が滴となって地表に染み込み、あるいは流れに合流して川となり、我々の生活圏である諏訪湖に下ってきます。
寒さに磨かれたクリアな水は、今シーズンも渓魚を育み、あちこちでライズを繰り返す盛期に向けて新緑の準備を始めています。
山歩きや渓流釣り、トレイルランニングにMTBなど、今シーズンも山の恵みに感謝しながら、存分に楽しみます。