レイクフッドオカヤでは、諏訪湖上に浮かべる台船を施設の一部として所有しています。
僕らの通称で「湖上に浮かぶ、遊びのグラウンド」です。
今後、このグラウンドをフル活用して諏訪湖で色々な遊びを提案していこうと思っています。
台船とは?
台船って、聞きなれない名前ですよね。
簡単に言うと、ある程度の平らな面積を持つ運搬用のイカダです。
動力はないため、船で引っ張って移動します。
一般的な使われ方は、港湾や湖などで資材を載せて運んだり、台船の上に重機を載せて水上で作業したり。
ここ諏訪湖では、冬になるとワカサギ釣りが有名ですが、この台船の上に屋根をつけたドーム船と言う名前で冬季のワカサギ釣りに活用されています。
あと、花火の打ち上げにも使われていますね。
グラウンド製作にあたり
出来ることは自分たちの手で!がモットーのレイクフッドオカヤです。
これまでに、船のエンジンカバー塗装や船体補修、塗装もDIYでやってきました。
台船製作に関しても、ベースとなる鉄骨基礎はプロにお任せすることにして、それ以外はDIYでやっていきます。
グラウンドは8×14メートルの広い面積となります。
これを7等分して1ユニット毎に製作し、最後に湖上に浮かべながら全てを連結して一つの台船が完成します。
製作過程
まずはベースとなる鉄骨の枠です。7つのユニットが重ねてあります。
鉄の塊、重厚感というか、威圧感。挟まれでもしたら大怪我するやつです。
1ユニットごとに地面に降ろして作業を行います。
DIYで行う作業
・根太の溶接(デッキ板取り付け用の梁)
・デッキ加工と取り付け
・フロート材取り付け
・連結作業
・屋根、窓サッシ取り付け作業
では、根太の溶接からいってみましょう。
約8Mの鉄の角パイプを鉄骨ベースに溶接していきます。
1ユニットあたり5本を溶接しますので、1台分で35本の溶接です。
それにしても、なにもかもが重くて大変です。
溶接が終われば、その上にデッキ材を貼っていきます。
1ユニットあたり50枚くらいのデッキ材をビス打ちします。
1台で何本ビス打ちするかと言うと、、、やめときましょうか。
外で数十年耐えうる木材とかで、とにかく硬い。
下穴開けるだけで一苦労です。何回もドリルビットが折れました。
デッキ張りの次は、フロート材の取り付けです。
これがないと浮きませんから。
重いユニットをひっくり返してフロートをボルト締め。
ここまででの作業で1ユニット完成です。
これをそっと湖に浮かべます。
浮かべては連結していく。を繰り返していきます。
湖上での作業は気を使います。
風でユニットが揺れると、間に手を挟まれる危険性があります。
そして水中に物を落とすということも。
何回か工具を奉納してしまいました。
7つすべてを連結して1台分の土台が完成!の図。
やっと出来た。と想いに耽る時間もなく、屋根を載せる作業が待っています。
壁面の構造を土台に組付け、屋根を載せます。
この時点ではまだ窓サッシが入っていませんが、大分完成形に近づいています。
ここからの作業写真が無くて、一気に沖に出した完成形の写真を。
寒い日でも、雨雪でも対応可能な屋根付きのグラウンドです。
トイレも完備。
湖上に浮かぶ遊びのグラウンド。
いかがでしょうか?
色々な楽しい使い方が出来そうじゃないですか?